アジアの安全保障2007-2008-北朝鮮の核放棄はあるのか-
当研究所は、1979年より年報『アジアの安全保障』の刊行を通じ、南アジアおよび中央アジアを含むアジア太平洋地域各国の政治・経済・軍事の1年間の動きに関する分析に加え、中長期的な情勢を展望しています。
本書は、財団法人平和・安全保障研究所が公刊する第29回目の年次報告です。本書が叙述・分析の対象とするのは、地域的にはアジア太平洋(南アジアおよび中央アジアを含む)であり、時期的には2006年1月以降2006年12月までの事象が中心です。ただし、読者の便宜を考え、2006年1月以前にまでさかのぼって筆を起こした部分もあり、2006年12月以降も重要な事件は可能な限り取り上げるよう努力しました。(「あとがき」より)
また、『アジアの安全保障2007-2008』では、「焦点」として「北朝鮮核実験の衝撃」と「日本のインテリジェンス体制」を取り上げました。前者では2006年10月の北朝鮮による核実験の背景とその国際社会の対応を分析し、後者では安倍内閣における国家安全保障会議(NSC)設置をはじめとしたインテリジェンス体制の改革の動きを評価・展望しています。
【目次】
第1部 展望と焦点
- 西原 正
- 【展 望】「北朝鮮との新たな、あやふやな協定」・「地域的およびグローバルな安全保障-増大する中国の役割」ほか
- 浅野 亮 / 河原地 英武 / 中西 寛 / 平岩 俊司 / 村田 晃嗣
- 【焦点1】「北朝鮮核実験の衝撃」
- 落合 浩太郎
- 【焦点2】「日本のインテリジェンス体制」
第2部 アジアの安全保障環境(2006年4月~2007年3月)
- 第1章 日本
- 第2章 アメリカ
- 第3章 ロシア
- 第4章 中国
- 第5章 朝鮮半島
- 第6章 東南アジア
- 第7章 南アジア
- 第8章 中央アジア
- 第9章 南西太平洋
- 第10章 地域協力
- 第11章 軍備管理
- 第12章 テロリズム・国際犯罪
- 略語表
- 年表(2006年4月~2007年3月)
- 執筆協力者一覧
- あとがき
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