RIPS/Ifri共催海外シンポジウム『流動する東アジアの安全保障-これからの地域秩序は?』
RIPSは、2020年2月12日、フランス・パリのシンクタンク、フランス国際問題研究所(Institut français des relations internationales:Ifri)との共催で、『流動する東アジアの安全保障-これからの地域秩序は?(East Asia Security in Flux: What Regional Order Ahead?)』と題する海外シンポジウムを開催しました。
午前中から午後にかけて非公開での専門家によるラウンドテーブルを行ったのち、夕方より公開シンポジウムを開催しました。ラウンドテーブルについてはここで詳細をご紹介できませんが、三部構成で、第一部「流動する東アジアの安全保障(East Asia Security in Flux)」、第二部「海洋安全保障:競争と協力(Maritime Security-Competition and Cooperation)」、第三部「朝鮮半島の将来(The Future of the Korean Peninsula)」をテーマとして活発な議論が交わされました。
ラウンドテーブルに引き続いて開催した公開シンポジウムは『東アジアからインド太平洋へ:戦略的リスク、大国の移行、新秩序の誕生(From East Asia to Indo-Pacific: Strategic Risks, Power Shift and New Order in the Making)』と題し、パリに拠点を置くアジア、アメリカ、欧州の外交関係者、研究者、大学関係者、学生、一般など、100名以上の参加を賜りました。
冒頭にて伊原純一駐仏大使およびティエリ―・ド・モンブリアールIFRI所長から開会のご挨拶を頂いた後、基調講演者としてシンガポールからBarry Deskerラジャラトナム国際研究大学院特別フェローを招きました。その後IfriのCeline Pajon氏および当研究所理事長西原正の共同司会の下、パネルディスカッションが行われました。パネルには、米国から、Patrick Cronin氏(Hudson Institute)、フランスからHugo Meijer氏(Sciences Po [CERI])、日本から秋田浩之氏(日経新聞)が、それぞれ登壇し、インド太平洋をめぐる米中ならびに日本、ASEAN諸国の情勢についての見解を述べました。
なお、当日の報告資料(ラウンドテーブルの際に使用されたペーパーを含む)をまとめた論稿集をIfriとの共同で近日中に公刊予定ですので、お楽しみにお待ちください。
RIPS/Ifri共催海外シンポジウム『流動する東アジアの安全保障-これからの地域秩序は?』
【日 時】 2020年2月12日
【場 所】 Ifri
【ラウンドテーブル】
第一部「変動する東アジアの安全保障(East Asia Security in Flux)」
第二部「海洋安全保障:競争と協力(Maritime Security-Competition and Cooperation)」
第三部「朝鮮半島の将来(The Future of the Korean Peninsula)」
【公開シンポジウム】
『東アジアからインド太平洋:戦略的リスク、パワーシフト、新しい秩序の出現(From East Asia to Indo-Pacific: Strategic Risks, Power Shift and New Order in the Making)』